ピラティスとは
ピラティスとは体に余分な負担をかけずにコア(体幹)の筋肉を整える事ができるエクササイズ。
１９００年初頭にドイツ人のジョセフ・H・ピラティス氏が、第一次世界大戦で負傷した兵士のリハビリのためにヨガや、太極拳を参考にして考案したエクササイズです。
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ピラティスとエクササイズの違い
ピラティスは、筋力トレーニングやエクササイズと混合される事が多いのですが、その違いは鍛える筋肉の場所にあります。筋トレやエクササイズでは主に体の外側にある大きな筋肉を鍛えるのですが、ピラティスでは、”コア”の筋肉を中心にエクササイズしていきます。
ピラティスとヨガの違い
一般的に、ピラティスとヨガは同一視される事が多いのですが、内容はまったく異なります。
その一つが、呼吸法。ヨガは、腹式呼吸ですがピラティスは胸式呼吸で行います。また、ピラティスはヨガのように静止するポーズは無く、常に体を動かし続けます。
ピラティスは、ヨガよりもインナーマッスルを鍛えるエクササイズに近いものと考えた方が良さそうです。
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コアの筋肉
ピラティスで使われる"コア"とは、尾てい骨から頭蓋骨までを貫く１本のライン（脊椎）と骨盤周辺の骨格や筋肉のこと。このコアの筋肉を安定させバランスよく使えるように鍛えると、１本"芯"の通った美しい姿勢が保てるようになる。代表的なものは下記の３つ
- 大腰筋（だいようきん）
- おへそのあたりの背骨の裏側から骨盤の前を通って、太ももの内側とつながっている筋肉。太ももを上げるときに使う。
- 腸骨筋(ちょうこつきん)
- 骨盤から足のつけ根につながる筋肉。腸骨と大腿骨をつなぐ大腰筋と合わせて、腸腰筋と呼ぶこともある。
- 骨盤底筋(こつばんていきん)
- 骨盤のいちばん底にある小さな筋肉を総称したもの。坐骨と恥骨を結ぶ筋肉で、ピラティスの動きのスタート地点。
ピラティスのダイエット効果
ピラティスは、もともとリハビリ用に考案されたエクササイズなので動きそのものはそれほど激しいものではないが、日ごろ意識しない”コア”の筋肉を鍛える事で骨格、筋肉のバランスを整え、きれいなプロポーションに変化させていくものである。したがって、ピラティスをやったから１ヶ月で○ｋｇ痩せた！と言う事はあまり考えられない。
脂肪燃焼効果を謳っている書籍やサイトもあるようですが、前述の通りエクササイズに近いものですので多少の燃焼効果はありますが、ある程度の期間をかけてゆっくり理想体重に近づくと考えた方が良さそうです。
ただし、骨盤が開いていたり姿勢の悪さが遠因となっている肥満には非常に効果あり。これらは大腰筋を鍛える事で克服できる事が多いため、こうした肥満にピラティスは有効です。
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