簡単に出来るリンパドレナージュの基本手技
エフルラージュ
リンパドレナージュの前後に必ず行う手技。
皮膚を手のひらや指先で軽くさすります。
忙しいときにはこのエフルラージュのみでも効果があります。
ステーショナリーサークル
お腹や太ももなど、広い部分に行う手技。
手のひらやそろえた指を皮膚に密着させてサークルを描くように行います。
パンプテクニック
腕や脚などに使う手技。
リンパ液を強力に送り出すので太い筋肉や大きな関節に使います。
フォークテクニック
鎖骨のくぼみに使用する手技。
人差し指と薬指を使い軽くほじるように行います。
スパイラルテクニック
アゴの裏に使用する手技。
アゴの裏の皮膚を手前に引きながらひねりを加えるように行います。
ロータリーテクニック
手のひらを使い結合組織の動きを改善する手技。
手のひらを密着させて広範囲の皮膚をひねるように行います。
プレッシャーテクニック
手のひらを使い、面で圧力をかける手技。
深い部分のリンパに働きかけるときに使います。
簡単なセルフリンパドレナージュの方法
▼毎日3セット、必ず順番に気をつけて行います。
- 左肩の鎖骨(さこつ)に右手を当て、深呼吸をしながら左肩を前から後ろへ大きく回します。
(鎖骨が動いている事)10回。
- へその下5センチのところに両手を当て、上下にやさしく揺らしながら深呼吸を10回します。
両手を当てた所に意識を集中すること。
- 股関節(足の付け根の部分・左右それぞれ)に手のひらを当てて円を書くようになでながら10回まわします。
- わき腹(左右とも)へ手のひらを当て、足の付け根へ向かって10回なでおろします。(優しくなでること)
▼下半身のむくみが気になる方。
- 足の指のつけ根から甲に向かって指と指の間を押し優しくほぐします。
- にぎりこぶしにした手指の第2関節で、それぞれの足指の骨の間(リンパ節が通っています。)を流すように優しくなでます。
※足の甲がぽこっとふくらんでいるのはむくみのシグナルです。丁寧なマッサージでリンパの流れを促していきましょう。
- 次に指のマッサージです。足の親指から1本ずつ、今度は指のつけ根から指先に向かって関節ごとに押しほぐします。
- 左右の手を交互に使って足首からひざ裏に向かって優しくさすりあげます。くれぐれも強く揉みこまない事。マッサージではなく、体液をそっと流すイメージで優しくさすりあげてください。
- ひざ裏は特にリンパの滞りやすいところ。丁寧に揉みほぐしましょう。
- ひざから上は、両手の平で軽く圧を加えながらさすりあげます。
- 脚のつけ根あたりにあるそけい部のリンパ節もリンパの滞りやすい場所です。念入りに押しほぐしましょう。
【リンパドレナージュの注意事項】
※上の二つは、同時に(同じ日に)やらないで下さい。
※あまり急激に行うと好転反応が出る事があります。
※病気療養中の方は医師の相談を受けて下さい。また、体に合わない場合は中止して医師の指示に従ってください。
※リンパドレナージュはホルモンバランスにも効果的ですので、生理や妊娠中はやらないで下さい。
※食事の前や朝起きてすぐ、または寝る前などに実行しましょう。食後に行うこと(1時間以内)は避けてください。
※入浴中はリンパドレナージュはやらないで下さい。

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